金光学園天文気象部について
岡山県浅口市金光町にある、私立金光学園中学高等学校の部活動の一つです。 中学生高校生関係なく、和気あいあいと活動しています。
正式名称は「天文気象部」ですが、気象に関する活動は事実上行っていないため、たいてい「天文部」と言われています。
主な活動
- 夜間観測 学校に泊まりこんで、一晩中星をみたり、屋上の天文台で観測を行ったりする活動です。 またデジタル一眼レフカメラを利用して写真撮影を行ったりもします。
- 太陽観測 屋上の天文台で、太陽観測を行います。 デジタルカメラを利用して画像を取得したりもします。
- 勉強会 天文部はどうしても夜間の活動がメインとなり、昼間はやることがほとんどありません。 そこで、「勉強会」を開いて、星のできかたや、宇宙の事についてや、小型望遠鏡 の組みたて方等、さまざまな学習を行っています。 晴れていれば天文台で太陽を見たり、昼間の惑星を見たりもします。
- 弥高山夏合宿 天文部では例年夏休みに岡山県 高梁市川上町高山にある、弥高山キャンプ場にて合宿を行っています。 学校ではなかなか見ることのできない星空のもと、写真撮影や流星観測を行います。
- 美星天文台春研修 天文部では例年春に井原市美星町にある美星天文台での宿泊研修を行っています。 普段は触れない深い専門的な知識や研究の研修を行い、場合によってはそれを高校生研究発表会などで発表します。
- 特別観測 巨大彗星や 日食・月食など、めずらしい天文現象がある時に行います。 現象によっては、校内の天文台ではなく、弥高山キャンプ場などでの観測となる場合もあります。
- ほつま祭 毎年9月に行われる「ほつま祭」(金光学園では文化祭のことをこう呼びます)で、プラネタリウムの上映を行います。 1980年代に当時の部員が製作した物を、大切に受け継ぎながら上映しています。 また、日頃の活動成果の展示、天文台の公開を行っています。
- 研究活動 高校探究クラス天文ゼミと共同で専門的な研究を行います。 2013年にはSSHの平成25年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会で『木星の衛星イオと光速度 ~レーマー法の弱点がわかった~』が独立行政法人科学技術振興機構理事長賞(全国二位)を獲得しました。
- 観望会 時期は決まっていませんが年1回程度、観望会を開いています。 学園生だけでなく、地域の方々にも来ていただき、日頃の活動成果の発表や天文台での観望を行います。
- 酔星会 金光学園天文気象部は昭和22年に研修部天文班として、昭和26年に天文部として活動をはじめて以来、60余年の歴史がある部です。 その天文気象部のOB会として「酔星会」があります。 数年おきに開かれ、年齢を超えたOB同士の交流が行われています。